- TOEIC試験を受けたい
- どうやって受験するかわからない
TOEICを受験したいけど、どこから始めたらいいかわからないと感じていませんか?試験の申し込み方法やスケジュールを知ることが最初の一歩です。英語力を証明するためにTOEICの受験に踏み出しましょう。
この記事では、TOEIC試験の種類や申し込み方法や受験料、試験会場の選び方、スコアの読み解き方について簡潔に解説します。
最後まで読むことで、TOEIC試験に関する基本的な知識を身に付け、スムーズに試験準備を進められます。
TOEIC試験のスケジュール
TOEIC試験を受験する際は、スケジュールの把握が大切です。TOEICには3種類の異なるテストが存在し、実施頻度も異なります。
TOEIC試験は以下の3つです。
- TOEIC Listening & Reading Test
- TOEIC Speaking & Writing Test
- TOEIC Bridge Test
TOEIC Listening & Reading Test
TOEIC Listening & Reading Testは、ビジネスや学術の場で使われる英語のリスニングとリーディング能力を評価するテストです。リスニングセクションでは、実際の会話やトーク、アカデミックな内容を含む音声を聴き、質問に答えます。リーディングは、文章を読んで理解したり語彙を選んだりするセクションです。
テストは合計200問。リスニングとリーディングそれぞれ100問です。得点はセクションごとに算出され、最終スコアは合算されます。スコアは、企業や学校が英語能力を評価するために広く用いられています。
TOEICは、世界中の受験者が英語力を証明するために受験しています。テストの時間制限はリスニングセクションが約45分、リーディングセクションが75分です。
テスト日程や申し込み方法については、TOEICの公式ウェブサイトで確認可能です。テストは年間を通じて複数回実施され、オンラインや指定された登録センターで申し込めます。取得したスコアは、就職活動や昇進、職場での英語力の証明に活かせます。
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TOEIC Speaking & Writing Test
TOEIC Speaking & Writing Testは、英語のスピーキングとライティング能力を測るテストです。ビジネスの場や、国際的な環境でのコミュニケーション能力を証明するのに役立ちます。スピーキングテストは約20分、ライティングテストは約60分で、合計80分のテストです。
スピーキングテストでは11の異なるタスクを通じて、自己紹介から意見表明まで幅広いトピックに対応する能力が試されます。一方、ライティングテストでは、8つのタスクを解き、文の構成や語彙力が評価されます。
それぞれのセクションごとにスコアが出され、テストのスコアは0から200点です。公式のテストセンターで受ける必要があり、オンラインでの受験はできません。
受験には予約が必要です。受験日の数週間前までに登録を済ませる必要があるため、計画的に申し込みましょう。多くの国にテストセンターがあるので、世界各地で受けることが可能です。試験の結果は受験後約3週間でオンラインで見られるため、簡単に結果を確認できます。
TOEIC Bridge Test
TOEIC Bridge Testは、英語能力の初級者向けテストです。初級者が英語能力を測定するのに適しており、リスニングとリーディングの2部構成で、スコアは60〜180点の範囲で評価されます。
他のTOEICテストと比べて受験時間が短く、簡単な問題が出題されています。英語学習のスタート地点として進捗を確認するのに最適です。学校や企業の英語教育プログラムでも多く利用され、TOEICのフルテストへ向けたステップとしての役割を果たしています。
公式テストセンターで受験可能であり、受験料も他のTOEICテストに比べて安価です。テスト日は他のTOEICテストと異なる可能性があるため、公式ウェブサイトでスケジュールを確認しましょう。スコアの結果は受験後約1ヶ月で発表され、郵送またはオンラインで受けとれます。
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TOEIC試験の申し込み方法
TOEIC試験をスムーズに申し込むことは大切なポイントです。申し込み方法を把握しておけば、不安なく試験の準備が進められます。
申し込みの流れ
TOEIC試験に申し込むには、決められた手順で進めます。
- TOEIC公式ウェブサイトにアクセスする
- アカウントを作成し、ログインする
- TOEIC試験の種類を選択する
- 受験するテストの日程を選ぶ
- 受験会場を選ぶ
- 必要な個人情報を入力する
- 受験料の支払い手続きを行う
- 申し込み完了後、確認メールを受けとる
- メールに記載されている受験票を印刷、または保存する
受験票を印刷、またはスマートフォンに保存して、試験当日に必ず持参してください。TOEIC試験のスムーズな申し込みは、試験成功への第一歩。一連の流れをしっかり理解しておきましょう。
申し込み期限
TOEIC試験への申し込み期限は試験種別により異なります。
以下にテストごとの申込期限をまとめます。
テストの種類 | 申し込み期限 |
TOEIC Listening & Reading Test | 試験日の約1か月前 |
TOEIC Speaking & Writing Test | 試験日の約3週間前 |
TOEIC Bridge Test | 試験日の約1か月前 |
申し込み方法にはインターネットと郵送があり、インターネットでは期限当日の夜中までの受付です。郵送の場合は締切日の消印があれば有効で、忙しい方でも申し込みやすいシステムが整っています。
希望の日程で受験するためには、早めの申し込みがおすすめです。申し込みは先着順で、定員に達すると受付は終了します。申し込み開始日はTOEICの公式サイトで確認可能です。受験機会を逃さないためには、期限を確認して計画を立てましょう。
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TOEIC試験の受験料
TOEIC試験には受験料の支払いが必要です。受験料は試験の種類ごとにそれぞれで料金が設定されています。
各種TOEICの受験料
TOEICの受験料は試験の種類によって異なります。それぞれの受験料は以下のとおりです。
テストの種類 | 受験料 |
TOEIC Listening & Reading Test | 7,810円(税込) ※ 半年後、割引価格の7,150円(税込)で受験可能 |
TOEIC Speaking & Writing Test | 10,450円(税込) 追加申込期間の受験料:13,200円(税込) ※ 申込締切後、空席がある場合に限り追加申込が可能 |
TOEIC Bridge Test | 4,950円(税込) |
» TOEIC Listening & Reading Test受験料・支払方法(外部サイト)
» TOEIC Speaking & Writing Test申込方法・受験料(外部サイト)
» TOEIC Bridge Test申込方法・受験料(外部サイト)
受験料は受験日やキャンペーンによって変動することがあるため、注意してください。学生割引や団体割引が適用される場合もあります。事前に確認して申し込みましょう。
» TOEIC受験のメリット
支払い方法
TOEIC試験の受験料を支払う方法は以下の5つです。
- クレジットカード決済
- 銀行振込
- コンビニエンスストアでの支払い
- ペイジー(Pay-easy)決済
- インターネットバンキング決済
ライフスタイルに合わせて、支払い方法を選びましょう。
払い戻しのルール
不測の事態に備えて、受験料の払い戻しのルールを確認しておきましょう。払い戻しが可能なのは、試験日の一定期間前までに限られます。期間を過ぎると受験料の払い戻しは難しいため注意してください。
病気や災害など予期せぬ事態が起きた場合の払い戻しは、医師の診断書や災害証明書などが求められることがあります。
払い戻しの際には手数料が発生する場合があります。払い戻しを希望する場合は、事前に試験機関やウェブサイトを確認し、所定の手続きに従って申請することが大切です。ルールを理解すれば、より安心して試験の準備を進められます。
TOEICの試験会場の選び方
TOEICの試験会場を選ぶ際には、以下のポイントに注意することが重要です。
- 全国のテストセンターから試験会場を探す
- 受験しやすい試験会場を選ぶ
本来の英語力を発揮するために、最適な試験会場を選択しましょう。
全国のテストセンターから試験会場を探す
全国には数百か所のテストセンターがあり、アクセスしやすい場所を選択できます。主要都市はもちろん、地方都市にも設置されており、多くの人が利用しやすい環境です。テストセンターの詳細は公式ウェブサイトで確認可能で、最適な場所を見つけられます。
テストセンターの利用時には、受験できる試験の種類が異なる場合がある点に注意が必要です。予約状況をオンラインでチェックし、事前予約をしてください。快適な受験のために、テスト環境や設備についての情報収集もおすすめです。
特定のテストセンターでは、障害を持つ受験者への特別な配慮があります。必要なサポートがある場合は、事前に確認してください。適切なテストセンターを選択し、準備を整え、試験では最高のパフォーマンスを発揮しましょう。
受験しやすい試験会場を選ぶ
通いやすさを考慮した会場選びが大切です。最寄りの交通機関からアクセスが良い場所を選ぶことで、試験当日のストレスを減らせます。所要時間が短い場所を選べば、準備にかける時間を確保しやすくなり、試験のパフォーマンス向上につながるでしょう。
天候や交通状況を予測して、迂回ルートを含めて計画的に選んでください。宿泊が必要な場合は、近隣の宿泊施設を事前にチェックし、無理なく試験会場にアクセスしましょう。
試験会場の周辺環境も重要で、静かで集中しやすい場所が望ましいです。試験会場の収容人数や施設環境も調べて、快適な受験ができるように選びましょう。試験会場選びで不明点がある場合、事前に運営者に問い合わせることも大切です。試験当日に最適な状態で臨めるように準備してください。
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TOEIC試験のスコアと結果発表
TOEIC試験のスコアと結果発表は、受験者にとって重要なフィードバックの機会です。
以下の2点のポイントを押さえて、受験を最大限に活かしましょう。
- スコアの読み解き方
- 結果発表の確認方法
スコアの読み解き方
自分の英語力を知るために、スコアの読み解き方は重要です。TOEICスコアは10〜990点の範囲で採点されます。スコア範囲を確認することで、どのレベルに位置するかを理解できます。
英語力がどの程度かをより具体的に把握するためには、スコアを国際基準であるCEFRレベルと照らし合わせましょう。
スコアレポートにはCan-Do Statements(できることの記述)が記載されており、自分がどのような英語を使えるかの目安になります。スコアには有効期限(通常は2年間)があるので、理解した上で再受験の計画を立ててください。
過去の試験結果と比較すれば、英語力の成長や進歴を追跡できます。
» TOEICスコアの目安
結果発表の確認方法
結果発表の確認方法には以下の選択肢があります。
- 公式ウェブサイトからログインして確認する
- 郵送で成績報告書を受けとる
- スマートフォンアプリで結果を見る
結果は試験後約2週間に、ウェブサイト上で公開されます。結果が掲載される日程については事前に調べておくと安心です。ウェブサイトでチェックするには、受験票に記されたIDとパスワードが必要になります。
郵送でスコアレポートを受けとる選択をした場合は、試験後約1か月で郵送されます。スマートフォンアプリが対応している場合があるので、アプリがあるかどうかを確認すると便利です。
結果に不明点や疑問がある場合、スコアレビューを申請できるので、手順をあらかじめ理解しておくことも大切です。
まとめ
TOEIC試験は、英語のコミュニケーション能力を測定するためのテストで、3つの形式のテストが提供されています。申し込みはオンラインや郵送で手軽に行えます。各試験ごとに異なる受験料が設定されているため、注意してください。
支払い方法は柔軟で、希望の支払い方法が利用可能です。試験会場はアクセスの良いテストセンターを選ぶのがポイント。TOEICのスコアには特定の読み解き方があり、結果はオンラインで簡単に確認できます。
正しい情報を知ることで、スムーズにTOEIC試験の準備と受験を進められます。
» TOEICとは?重要性と受験のすすめ