TOEIC試験の日には、何を持っていくべきか迷いますよね。大切な試験日に、忘れ物はしたくないものです。
本記事では試験当日に必要な持ち物からおすすめアイテム、持ち込み禁止の物まで紹介しています。記事を読むと、適切な準備によりTOEIC試験でのパフォーマンスを最大限に発揮できます。
TOEIC試験当日の持ち物リスト
TOEIC試験を受験する際には、必要なものを忘れずに持って行くことが大切です。準備不足は、試験のパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります。試験当日を迎える前に持ち物リストを確認し、忘れ物がないようにしましょう。
試験当日の持ち物リストは、以下の通りです。
- 受験票
- 証明写真
- 本人確認書類
- 時計
- 黒鉛筆またはシャープペンシル
- 消しゴム
- 補助アイテム
受験票
受験票は試験当日の必須アイテムです。受験票の印刷は事前に済ませ、当日慌てないようにしましょう。 受験票に記載されている試験会場と時間を確認し、遅刻しないように計画を立ててください。
受験票は、試験中も自分の席に置いておかなければなりません。 受験票を忘れると試験を受けられないので、確実に持参しましょう。
証明写真
証明写真を撮影する際には以下に注意しましょう。
- サイズ:たて40mm×よこ30mm
- 直近6か月以内に撮影
- 正面を向いて顔がはっきり確認できる
- 本人のみが写っており、頭部全体が写っている
- 背景は白または薄い色
受験票の証明写真貼付欄には、規定を満たした証明写真をのりで貼り付けてください。証明写真の裏面には「氏名」と「受験番号」を記入しましょう。証明写真はカラーでもモノクロでもOKです。証明写真はモノクロでTOEIC公式認定証に印刷されます。
≫証明写真の規定と注意点
本人確認書類
TOEIC試験を受ける際には、本人確認書類が必要です。公的な顔写真付きの身分証明書の提示が要求されます。使用可能な書類は、以下の通りです。
- 運転免許証
- パスポート
- 個人番号カード
- 住民基本台帳カード など
外国籍の方は、パスポートまたは在留カードが必要です。
身分証明は、コピーではなく原本の持参が求められます。申し込み情報と身分証明書の情報が一致していることも、確認しておくべきです。
TOEIC公式サイトでは、受け入れ可能な本人確認書類のリストが提供されています。試験前にしっかりと確認し、適切な書類を準備しましょう。
身分証明書の有効期限に注意する
身分証明書の有効期限に注意が必要です。期限切れの書類は受け付けられません。名前が変更された場合は、その証明となる公的書類も追加で持参する必要があります。
試験日が近づいたら、有効期限を確認することをおすすめします。
腕時計
TOEIC試験において、腕時計は重要なアイテムです。試験中に残り時間を自分で管理する必要があるからです。
正確な時間を把握できる腕時計を持参しましょう。置き時計は使用できないため、注意が必要です。
周りの受験者に迷惑をかけない静かなタイプの時計を選んでください。アラームや時報機能がある時計は使用禁止です。試験監督は基本的に試験終了時の合図しか行わないため、自己管理が基本です。自分で時間を管理することで、試験の進行に余裕を持って対応できます。
黒鉛筆またはシャープペンシル
TOEIC試験では、解答シートに記入する際に、黒鉛筆またはシャープペンシルが必要です。鉛筆を使う場合は、HBかBの硬さが望ましいとされています。一方で、シャープペンシルを選ぶ場合は、0.5mmまたは0.7mmの芯が推奨されています。
試験中に芯が折れてしまう可能性もあるため、予備の芯や鉛筆を携帯しましょう。予備の芯や鉛筆があると、トラブルが起こったときにも、集中力を維持しながら試験を受けられます。
消しゴム
TOEIC試験当日には、消しゴムも必要です。消しゴムを選ぶポイントは、以下の通りです。
- 柔らかめの消しゴムを選択する
- 消しカスが出にくいタイプの消しゴムを選択する
- 予期せぬ使用量に備えて予備の消しゴムを持参する
- 静かに使える消しゴムを選択する
誤記した答案用紙をきれいに修正するため、柔らかめの消しゴムが推奨されます。柔らかめの消しゴムなら、音が小さく紙を傷めにくいです。 試験場での騒音を考慮し、静かに使える消しゴムを選びましょう。
消しカスが出にくいタイプの消しゴムを選ぶと、試験中の机周りが整理しやすいです。文字が完全に消去できる消しゴムを持参することで、答えを変更しても清潔な答案用紙に仕上がります。アレルギーや材質に配慮した、自分に合った消しゴムを選ぶことも大切です。
TOEICに適した消しゴムを準備することで、スムーズな答案訂正が可能になります。試験のパフォーマンス向上にも繋がるでしょう。 試験中に消しゴムがなくなる可能性に備え、予備を持っていくと安心です。
補助アイテム
TOEIC試験当日は、試験監督官の許可を得ればさまざまな補助アイテムを利用できます。集中力を高め、快適に過ごすために、必要なアイテムを厳選しましょう。推奨される補助アイテムは、以下の通りです。
- 耳栓
- 腕掛け式の小さなクッション
- 鉛筆削り
- 試験用の透明なペンケース(オープンタイプ)
- 眼鏡やコンタクトレンズ
- 補聴器や集音機
- 上履き
リーディングの集中力を維持するためには、耳栓が非常に役立ちます。特に周囲の騒音に敏感な方や、ノイズキャンセリング効果を求める方に向いています。ただし、試験終了合図に気づかず解答を続けると、失格になる恐れがあります。時計を見ながら、試験終了前には耳栓を取りましょう。
座り心地を良くするためには、腕掛け式の小さなクッションが便利です。机のエッジが腕に当たるのを防ぎ、リラックスして試験に臨めます。
鉛筆削りも重要なアイテムです。黒鉛筆を使用する際、途中で芯が折れてもすぐに対応できるためです。透明なペンケースを使って文房具を一箇所にまとめておくと、必要なときに素早く取り出せます。視力補助が必要な受験者は、眼鏡やコンタクトレンズの準備も忘れずに行いましょう。
聴覚に障がいのある方は、FM補聴器や集音機の持ち込みが可能です。持ち込みを希望する場合は、試験申し込み時にプライオリティサポート依頼フォームに入力してください。
試験会場が高校の場合、上履きを持参した方が良いです。スリッパが提供されますが、冬場は足元が冷えて試験に集中できないため、専用の上履きを持っていくことをオススメします。
自分に必要な補助アイテムを用意することで試験中のストレスを軽減し、最高のパフォーマンスを目指せます。
» TOEIC学習のコツ
TOEIC試験への持参をおすすめするアイテム
TOEIC試験を快適に受けるために、以下のアイテムもおすすめです。
- 上着やカーディガン
- 軽食
- 透明な飲料水ボトル
上着やカーディガン
TOEIC試験時に集中力を保つためには、適切な温度調節が重要です。試験室は予想外に寒いことがあるため、上着やカーディガンを持っていくことをおすすめします。着脱可能な服装を選ぶと、試験の進行に応じて快適な体温を維持できます。
試験中の騒音に配慮し、静かな素材の衣服を選びましょう。目立つデザインや派手な色は避け、周囲の受験者の注意を散らさないようにすることが大切です。シンプルで控えめなデザインの衣服が望ましいです。
不正行為防止のために、試験監督が上着のチェックを行う可能性があります。ポケットが少ないものを選ぶとスムーズです。適切な上着やカーディガンを選ぶことで、TOEIC試験のパフォーマンス向上に役立ちます。
軽食
TOEIC試験当日には、エネルギー補給に適した試験開始前までに食べておきましょう。空腹感が集中力を妨げる可能性があるからです。特におすすめの軽食には、以下のようなものがあります。
- エネルギーバー/栄養補給バー
- 乾燥フルーツ/ナッツ
- ビターチョコレート/ダークチョコレート
- 個包装のクラッカーやビスケット
エネルギーを効率的に補給でき、満腹感食品を選ぶと良いでしょう。上記の食品は、持ち運びや食べやすさにも優れています。特にチョコレート類は疲労感を和らげ、気分転換にもなります。
軽食は試験教室の外で食べてください。試験教室内での食事はTOEIC公式の違反行為です。
透明な飲料水ボトル
TOEIC試験会場では、透明な飲料水ボトルの持ち込みが可能です。飲料水は試験中の水分補給に役立ちます。試験中に咳が出たり、のどが渇いたりするのを防ぐことにも繋がります。
ただし、ボトルはラベルを剥がした透明なものでなければなりません。カラフルなものや不透明なボトルは持ち込みが認められていないため、注意が必要です。
ボトル内の飲料は、水のみに限られています。ジュースやソフトドリンクといった他の飲料は持ち込むことができません。試験中に集中力を維持するためにも、透明な飲料水ボトルの準備をおすすめします。
TOEIC試験で使用できないアイテム
TOEIC試験で使用できないアイテムもあります。試験の公平性を保つためです。持ち込みできない主なアイテムは、以下の通りです。
- 携帯電話やスマートデバイス
- 計算機やデジタル辞書
- 帽子やサングラス
上記以外にも、録音機器やカメラ、ヘッドフォン、イヤフォンなどの情報記録・再生可能なアイテムも使用禁止です。
書籍やノート、メモ用紙、参考書はもちろん、ペーパークリップやステープラー、修正テープ、修正液などの文房具も使用禁止です。食べ物や飲み物に関しても、透明なボトル以外は医療上の理由がない限り、持ち込みできません。
TOEIC受験時は、使用禁止アイテムをしっかり把握することが重要です。
携帯電話やスマートデバイス
TOEIC試験では、携帯電話やスマートデバイスの持ち込みが禁止されています。試験の公平性を保ち、他の受験生の集中を妨げないためです。試験中に携帯電話やスマートデバイスが鳴ったり、操作されたりすると、不正行為とみなされる可能性があります。
試験前には、携帯電話などの機器を指定の場所に預けてください。試験前にデバイスの電源を完全にオフにすることが求められます。
計算機やデジタル辞書
TOEIC試験場には、計算機やデジタル辞書も持ち込めません。不正行為を防ぐためのルールであり、全ての受験生が公平な環境で試験に臨むためです。TOEICでは数的処理を要する問題は出題されないため、計算機を使う必要はありません。
単語の意味や翻訳を調べるためのデジタル辞書の使用も禁止です。デジタル辞書の使用は不正とみなされます。試験監督が試験場に持ち込まれた計算機やデジタル辞書を発見した場合には、没収または退場処分となる可能性があります。
試験に集中するためにも、計算機やデジタル辞書は自宅に置いてくるのが望ましいです。
帽子やサングラス
TOEIC試験では、帽子やサングラスの着用が原則禁止されています。不正行為を未然に防ぐための措置です。試験監督からの指示がない限り、帽子やサングラスを着用した状態で試験を受けることは避けましょう。
帽子やサングラスの持ち込み自体は可能です。ただし、試験室内での使用は認められていません。試験場に持参する場合は、ロッカーや荷物置き場に保管する必要があります。
医療的な理由で帽子やサングラスを装着する必要がある場合は、事前に試験運営機関に連絡し、許可を得てください。
TOEIC試験の持ち物に関するよくある質問
ここでは、TOEIC試験の持ち物に関するよくある質問を紹介します。
忘れ物をしたときはどうしたらいい?
TOEIC試験当日に忘れ物をした場合は、受付で忘れ物を申告しましょう。
受験票と本人確認書類のような必須アイテムを忘れた場合は、試験を受けられません。一方で、時計や筆記用具といったアイテムを忘れた際には、試験会場での貸出サービスが利用できるケースがあります。ただし、全ての会場で貸出サービスが提供されているわけではない点に、注意が必要です。
受験票だけを忘れた場合、証明写真と本人確認書類を受付けに提示することで予備の受験票を発行してもらえます。会場や受験番号が不明な場合は、TOEIC申込サイト内の「受験票情報詳細」で確認できます。
必要なアイテムを自分できちんと持参することが、最も確実な方法です。忘れ物を防ぐために、チェックリストを活用しましょう。必要なアイテムを事前にリストアップしておき、試験当日にはリストに従って準備してください。試験前に余裕を持って準備することで、忘れ物が防げます。
荷物の置き場所は?
TOEICの試験会場では、荷物を置く専用のスペースがない場合が多いです。受験者は試験監督者の指示に従い、指定された場所に荷物を置いてください。試験会場は狭いため、大きな荷物は控えることが推奨されます。
試験中、荷物の安全は保障されておらず、盗難や紛失のリスクがあるため注意が必要です。貴重品は最小限のものを持ち込みましょう。試験終了後は、他の受験生の荷物と間違わないよう、自分の荷物をしっかり確認してから退出しましょう。
傘を試験会場に持ち込む際は、床に寝かせるように試験監督官から注意があります。転倒による騒音を防ぐためです。自分の持ち物が試験中に音が出ないように管理しましょう。
証明写真にかかる費用を節約する方法はある?
スマホアプリでTOEIC用の証明写真を準備すれば費用は200円程度で済みます。コンビニで印刷できるので、試験当日に証明写真を忘れてしまった場合でも、慌てずに対処することができます。私が実際に使用している証明写真アプリは「履歴書カメラ」です。
≫履歴書カメラ【iPhone用】(App Storeに飛びます)
≫履歴書カメラ【Android用】(Google Playに飛びます)
まとめ
TOEIC試験当日は、スムーズに試験に臨むために、必要な持ち物を忘れずに持参することが大切です。受験票や有効な身分証明書をはじめ、時間管理に必要な時計や筆記用具なども準備しましょう。
快適な試験環境を整えるために、上着や非常食、飲料水も持参することをおすすめします。ただし、試験場に持ち込めないアイテムがあるため、事前に持ち物のルールを確認してください。
忘れ物があった場合には、試験センターの指示に従いましょう。荷物の置き場所についても、試験前に把握しておくと、当日の安心感につながります。適切な準備によりTOEIC試験でのパフォーマンスを最大限に発揮できます。
» TOEIC学習のコツ